NEWSお知らせ・トピックス

古田新太・宮沢氷魚、舞台『パラサイト』でアクションに挑戦!?

2023.5.23


2023年6月5日からTHEATER MILANO-Zaでの公演が始まる舞台『パラサイト』。米アカデミー賞4部門受賞、国内外で話題をさらった韓国映画の舞台化は、多くの注目を集めています。作品中で親子役を務めるのは、古田新太さんと宮沢氷魚さん。4月上旬、稽古に入る前のお二人に、意気込みを聞きました。

─ まずは、台本を読んだ感想を教えてください。

<古田>
演出家の鄭さんが舞台設定を韓国から関西に変えてるんだけど、置き換え方が上手い! 映画を観た人にとっても「おおっ、そうきたか」ってなるよね。

<宮沢>
そう思います。次はこうなるだろうなと予想しても、外れる。(いい意味で)期待をどんどん裏切ってくれる作品になるんじゃないかなと。
 

日本版『パラサイト』の舞台となるのは90年代の関西。手仕事の靴作りで生計を立て、トタン屋根の集落で細々と暮らす家族が、豪邸に住む一家に取り入り寄生していく。


─ 特に気になっているシーンはありますか?

<古田>
稽古が始まってみないと分からないけれど、ラストのアクションシーンがね、楽しみです。

─ アクションシーンがあるんですね!

<古田>
映画でいうスペクタクル描写がない分、けっこうなアクションが用意されてます。舞台は、ラストが一味違うバトルになっていて。その表現を、鄭さんがどんな演出にするのか、アクション監督はどんなアクションをつけてくれるのか、早く知りたいんです。

<宮沢>
物語の後半では文平に一気に父親の存在感が出てきて。その展開がすごく好きです。それまでは純平が家族を引っぱっていたけれど、ガラッと変わる。


─ 設定が変わることで、知っているけれど新しい『パラサイト』になっているんですね。豪華キャストも気になるところです。

<宮沢>
よくこれだけの方を集めましたよね。僕は、(母親役の)江口のりこさんとドラマで共演はありますが、同じシーンはなかったので。はじめましての方ばかりですが、本当に嬉しいキャスティングです。

<古田>
この前(江口)のりちゃんと会ったときに話したんだけど、オイラたちから氷魚は生まれないよね、ギリ沙莉は生まれるけど、氷魚は生まれないよねって(笑)。

物語の中心となる金田一家の主・金田文平を務めるのは、古田新太。文平の息子・純平を宮沢氷魚、妹・美姫は伊藤沙莉、母・福子を江口のりこが演じる。一方、金田家に寄生(パラサイト)される永井家の主人で土建屋の永井慎太郎役には、山内圭哉が。その妻・千代子は真木よう子、娘・繭子は恒松祐里という豪華キャスティングが実現。


─ リアクションしづらいですね(笑)。『パラサイト』は、どんな舞台になるのかという興味に加え、オープンしたばかりの東急歌舞伎町タワーにあるTHEATER MILANO-Zaで上演されることも楽しみです。古田さんはその後も「劇団☆新感線」の公演(劇団☆新感線43周年興行『天號星』※9月上演予定)が控えているそうですね。

<古田>
なので、これから半年、歌舞伎町にいることになりますね。そうそう、このタワーの2階のフードフロア(新宿カブキhall~歌舞伎横丁)は、朝まで営業しているらしいよ。

<宮沢>
よく知ってますね(笑)。

<古田>
朝6時オープンで翌朝5時クローズ、1時間だけ清掃時間があって、23時間営業らしい。噂によると、全国各地のソウルフードが食えるみたい。そこも気にしつつ、昔なじみの店もまだあるので、まずは(一緒に)そこに行こう。

<宮沢>
ぜひ!

<古田>
お酒の場でのコミュニケーションは、作品を良くするための大切なものだと思ってますから。飲みながら、芝居についてあれこれ語り合うのがいいんだよ。


─ 楽しそうですね(笑)。最後に、この作品をどんな方に楽しんでもらいたいですか?

<古田>
新宿という土地柄、幅広く色んな人に観てもらえそう。もちろん、映画『パラサイト 半地下の家族』が好きという方にも観に来てほしい。舞台は映画を踏襲しているけれど、舞台は舞台で全く違う物語になってると、自信を持って言えるから。

<宮沢>
舞台設定が日本の関西、時代設定は1990年になっていることで、多くの人に共感できるものになると思います。東京公演に続いて大阪公演もあるので、関西の人はさらに「分かる、分かるー!」と、より一層共感を得られるのではないかなと思います!

▼MASH UP! KABUKICHO でその他のエピソードも公開中!
初共演の古田新太、宮沢氷魚を「そうきたか!」と唸らせたストーリー展開。舞台『パラサイト』

THEATER MILANO-Zaオープニングシリーズ
COCOON PRODUCTION 2023
『パラサイト』

2023年6月5日(月)~7月2日(日)
お問合せ:Bunkamura 03-3477-3244(10:00~18:00)

公演詳細はこちら


協力:東急歌舞伎町タワー「JAM17」

≪スタッフ≫

古田新太
ヘアメイク:NATSUKI TANAKA
スタイリスト:KEISUKE WATANABE

宮沢氷魚
ヘアメイク:Taro Yoshida(W)
スタイリスト:Masashi sho

文:新谷里映
写真:平安名栄一

chevron_left 前に戻る