『台風23号』初日レポート|人間の心の中に吹き荒れる暴風雨は天然自然を上回る
※一部本編の内容に言及しています。
2024年10月5日土曜日。『台風23号』東京初日は断続的に雨が降る空模様で、夕暮れ時の雑踏は傘の花で彩られている。東急歌舞伎町タワーのビル内は、傘の花をはるかに上回る極彩色。その混沌を抜けて辿り着いた劇場の中には、長く、強い日差しと潮風にさらされ続けたであろう、色褪せた小さな家々が密集する海辺の町があった。
2014年の『殺風景』から始まったBunkamura×赤堀雅秋の創作。その6作目となる書下ろし『台風23号』が、THEATER MILANO-Zaでの赤堀作品初お目見えとなる。その幕は、力強く勇壮な和太鼓の響きと共に切って落とされた。
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